節約とダイエットは一緒にするとはかどる説

お金と時間は反比例しているように見える。

お金があれば時間はなくなり、自由に使える時間が増えれば自由に使えるお金は減る。

よく例にされるのは若者と老人で、若者は時間はあるけれどお金がないし、老人はお金はあるけれども時間がない。最近はそうとも言えなくなっているけれど。

 

会社員を辞めると、定期的な収入がなくなるので生活が不安定になった。

収入が減るわけだから、以前と同じような生活ができなくなり、節約生活に入った。

すると、自然と健康的な生活になっていた。その変化を挙げてみようと思う。

 

飲食チェーン店やコンビニに行かなくなった

毎食自炊するため、毎日のように通っていたコンビニにはほぼ足を踏み入れなくなった。弁当や惣菜や飲み物、菓子など、自炊したときの値段と量を比べると手を出す気にならない。牛丼などの安い店もあるけれど、不思議なことに行かなくなった。

 

やせた

安い食材はほとんどカロリーがないものが多いのか、自炊を始めてから4キロほどやせた。カレーやお菓子などカロリーの高いものも食べているが、なぜか体重は減ったまま増えない。

 

よく歩くようになった

一駅か二駅くらいなら電車に乗らず歩いて行くので歩く距離が増えた。タクシーも以前は使っていたけれど、今は終電がなくなったら1時間くらいかけてのんびりと歩いて帰る。夜は安全に注意しなければならないけれど。

 

本当に必要なものか、持っているもので代替できないかを慎重に考えるようになった

この変化が個人的には一番大きかった。

これまでも必要だと思うものだけを買っていたつもりだったけれど、本当にそれが必要か、今あるもので代用できないかを考えるようになると、「商品として売っているもの」を買うのではなく、今持っているものを加工して代替できることが多いのに気づいた。

本当に必要なときが来れば、どうにかして利用できるものがないか、という目で探すようになり、意外と見つかるものだ。

とはいえ、それでも絶対にないと困る(生活上の許容度を下回る)場合はふつうに購入する。そのバランスは個人によって違うと思う。

 

しかし、お金が増えればまた元の生活に戻る気がする

なので、切羽詰まっていない人がこれを見て実践しようと思っても難しいかもしれない。意思の強い人なら別だけれど、最初に述べた通り、お金と時間は交換できるので、私のように元来面倒くさがりな人間は楽な方へ楽な方へと流されていくような気がしている。

どちらの方がいいのだろうか、と考えてみたけれど、やっぱりどちらにも良い面と悪い面があり、結局はある程度好きなように生きているのだなあ、ということがわかっただけだった。