スキーマ療法を自分で試してみる 第2回

「自分でできる」というタイトルどおり、専門家や医師の助けに寄らず、一人で試しにやってみています。導入編は前回の記事をご覧ください。

伊藤 絵美 (著)  星和書店

内容紹介 

自らの生きづらさを理解し、こころの回復力を取り戻そう!

スキーマ療法とは、認知行動療法では効果の出ない深いレベルの苦しみを解消するために米国の心理学者ヤングが考案した心理療法である。
認知行動療法では、頭に浮かぶ考えやイメージのことを認知と呼ぶ。浅いレベルの認知を自動思考と呼び、深いレベルの認知をスキーマと呼ぶ。
スキーマ療法は、心の深い部分の傷つきやずっと抱えてきた生きづらさなど深いレベルの認知に働きかけ、認知行動療法の限界を超えて、大きな効果をもたらす。

本書は、治療者やセラピストがいなくても、自分ひとりでスキーマ療法に取り組めるように作成されたワークブックである。本書でスキーマ療法に取り組むことにより、自らの生きづらさを理解し、こころの回復力を取り戻すことが出来る。Book1は、本格的にスキーマ療法に取り組むための助走。

 

セルフモニタリングで足踏みする

本書の進め方として、ゆっくり焦らず、という方針があるのですが、せっかちな性格もあって、何度も同じことを繰り返すのが「めんどうくさいな」と感じてしまい、レッスン4のセルフモニタリングのところで本を開く回数が減っていました。とはいえ、日常の中で起こるストレス等に対して、自分が「どう思い」(認知)、「どういう気分になり」(気分・感情)、体に「どんな変化が現れ」(身体反応)、そのとき「どう行動したのか」(行動)というモニタリングは何となく気がついたときには続けていました。

自分の認知や感情にフタをして見ないように生きてきた人たちにとっては、この作業はしんどいことのようです。私はどちらかというと、身体反応の観察が苦手なようです。(わからないことがわからない状態)

このワークにページが割かれているので、先に進めなかったのですが、正直この作業を続けると飽きてやめてしまいそうだったので、気にせずレッスン5に進むことにしました。(本文の先の個所にそれでもOKと書かれていました)

 

ひたすらマインドフルネスのワーク

座って目を閉じて呼吸に集中する瞑想はやったことがあったのですが、ここではいくつものワークが用意されており、ひたすらそれをやるということのようです。

1つめは、頭に浮かんだ言葉に「と思った」をつけていくワーク。「めんどうくさい」+「と思った」というような具合です。

「思った自分」と「それを観察する自分」に分ける訓練のように思います。これは簡単そうです。

これに加えてまだ途中なレッスン4のセルフモニタリングも続けてやっていこうと思います。